つまみ細工 失敗談①

つまみ細工

私がつまみ細工に興味を持ったのは、エルちゃんの七五三で使用する髪飾りを作ってあげたい!と思ったのがきっかけです。

それからつまみ細工の本を買って、作り方を調べ、何度も失敗を繰り返し、それなりに作れるようになるまで、紆余曲折ありました。

とても遠回りしたと思います。。

失敗って大事だと思いますが、私のマヌケな失敗談を読み、しなくてもいい失敗を知ってもらいたいと思います。

まず始めに

つまみ細工とは、このブログのトップに載っているような花の飾りのことで、小さくカットした布を数枚、ピンセットで花びらの形につまんで作ります。一枚の布が一枚の花びらになります。

高級なつまみ細工は絹で作られ、羽二重という薄い布を使われることが多いようです。



他にはちりめんなどを使うと、幼い子供向けの髪飾りに似合うように思います。

私は羽二重で作られた薄くて繊細な花びらに惹かれ、同じく薄くて光沢のあるポリエステルで作成することにしました。

なぜ羽二重を使用しなかったかというと、羽二重は高級で、初心者の私がいきなり扱うにはもったいなく感じたのと、当時、裁縫に全く興味がなかったので、羽二重がどこで手に入るのか分からなかったのです。

後に裁縫専門店で見かけましたが、未だに使用したことはありません(汗)。

羽二重に見た目がなんとなく似ている(実際は全然違う)ポリエステルでもいけるでショ。と安易に思ってしまいました。

いざ、実践!まずは布の用意

つまみ細工って、つまみ始めるまでにまず小さくカットした布を用意しなくてはなりません。

最近は100円ショップなどで最初からカットされたつまみ細工用の布が売っていますが、当時はまだありませんでした。

ポリエステルは光沢感があり見映えがいいですが、ツルツル滑る素材で、小さくカットするには非常にやっかいな布でした。

まずは3センチ四方にカットを試みましたが、カッターで切ろうとすると布の上を定規は滑るわ、カッターではなかなか切れないわ、とにかく苦戦しました。いや、手先が器用な方ならいけるのでしょうか。。残念ながら私には到底ムリでした。

その後ロータリーカッターというものを知り、100円ショップで購入するも切れ味が悪く、結局千円程のロータリーカッターを購入して、ようやくポリエステルのカットに成功しました。



これでようやく始められると思ったのですが。。

次は土台になる丸い厚紙を作る

つまみ細工の花びら一枚一枚は、何の土台の上に乗っているかというと、丸い厚紙だったり、カットされていない布の上に直接乗せて、最後にその布を花の形にカットしたり、いろいろな方法があるようです。

私が最初に購入した本には、丸い厚紙の上に花びらを乗せていく方法が載っていました。
そのため、次は丸い厚紙を作る作業です。

円の大きさは、作る花の大きさにより変わっていきます。私はまずは適当に、直径2センチの円形に厚紙を切りました。

この作業自体は大して難しいことはありません。ただ、面倒くさい!

更に見映えを良くするために、この厚紙を布でくるみます。それも面倒くさい…

やっとつまめる

ここまで用意出来れば、いよいよ花びらをつまんでいきます。

花びらのつまみ方は主に、丸つまみ、剣つまみの2種類があり、恐らく初心者の大半は丸つまみから挑戦するのではないでしょうか。

私もまずは丸つまみから挑戦しました。

と、その前に、花びらと土台をくっつける接着剤は、でんぷんのりを使います。でんぷんのりとは、よく小学校などで使ったアラビックヤマトのりなどのことです。

でんぷんのりをよく練って、かまぼこ板などの上に薄く伸ばし、その上につまんだ花びらを乗せてのりを吸わせ、十分にのりを吸った花びらを土台に花の形に乗せていく、というのが一通りの流れです。

私もポリエステルの布で、本の通りに丸つまみの花びらを作り、でんぷんのりの上に乗せました。いや、無理でした。

どこから無理だったかというと、まず花びらの形にしようにも、本のように形を保ってくれません。すぐに開いてしまいます。

なんとか爪でぎゅうぎゅう形を付けて、無理矢理でんぷんのりの上に乗せましたが、ポリエステルは吸水性がないので、のりなんて全く吸いません。

それでも布の端に付いたのりでくっつけようと、なんとか台の上に乗せるも、またまた花びらが開いてしまい、最後はベタベタになって変な爪の跡が付いたポリエステルの布が5、6枚、机の上に無惨に転がっているだけでした。

続く

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