つまみ細工 失敗談②

つまみ細工

無惨に散らかった机を眺め、気力がかなり萎えましたが、エルちゃんの七五三の髪飾りを作ってあげたい気持ちは萎えませんでした。

素材を替えて再挑戦しました。



こんなキットを使っていれば、余計な苦労はしなかったな(汗)。

今度は綿

とりあえず、いきなり七五三の髪飾りはハードルが高いと思い直し、地道に練習するところからやり直しました。
艶やかな出来上がりに憧れてはいましたが、ポリエステルは向いていないとようやく気付き、手近にある布を使うことにしました。

当時の私はお裁縫もほとんどやったことがなく、家にある布は使っていない貰い物のハンカチくらいでした。
柄も到底、二歳の女の子の髪飾りにふさわしいものではなかったけど、練習だから、まあよしです。

ハンカチを切り刻み、再度、丸つまみに挑戦しました。

出来上がりがコレ。
う~ん、ひどいですねー。全然かわいくない。

花びらの大きさはばらばらだし、花の中心には布の切れ端が見えてます(笑)。
裏側はもっとひどい。隣り合わせの花びらの大きさが違うことがよく分かります(汗)。

ちなみに、裏に書かれている『1』は、1番目に作ったという意味です。

でも当時は、なんとなく花の形になったことが感動でした。

新たなアイテム

一度興味を持ったものは、たくさんの情報を求めて本屋に参考書を立ち読みに行く習性があります。

この日も新しいデザイン(まだそのレベルではない、笑)を求めて、本屋でつまみ細工の本を立ち読みしていました。
そこで知った情報が衝撃でした。

つまみ細工は前回の失敗談に書いたように、でんぷんのりを布に吸わせて花びらを接着します。
でも、その本には接着させるアイテムとして木工用ボンドが使われていました。

木工用ボンド!?なんか目から鱗が落ちた気になり、私の心はざわざわしました。
でも、伝統的な方法にこだわらなくてもいいものなのか、心の中で葛藤がはじまります。

とりあえず、一度試すだけだからと自分を納得させ、でも本心は早く木工用ボンドを試してみたくて、100円ショップに走りました。

行きつけの100円ショップで手に入れた木工用ボンドと、ようやく買う気になったちりめん生地(100円)を買って、ワクワクしながら帰宅しました。

木工用ボンド最高

木工用ボンド、最高でした。

具体的になにが最高だったかというと、どんな布でもとりあえずくっつきます(笑)。
布がくっつかない問題でつまずく人はあまりいないかもしれませんが。

それから、でんぷんのりを練って、板に伸ばして、布に吸わせる工程が全てなくなります。

やはりつまみたいときにすぐにつまみ始められるというのは、地味なストレスがなくなります。

特に、勢いが大事な私のような人間にとっては、このひと手間が面倒くさいというか、、やる気が削がれる時があるんですよ。
せっかちな私には最適アイテムでした。

あ、最初に失敗したポリエステルは、そもそも花びらの形にとどまらなかったので、つまみ細工自体に向いていません。木工用ボンドでも太刀打ちできない素材でした。

伝統的な方法にこだわらない方には、とてもいいアイテムだと思います。
木工用ボンドに出会って以来、でんぷんのりは使っていません。

ちりめん生地も使いやす

それと、木工用ボンドとちりめんの相性も最高でした。

これまでに使った布はどれも薄く、のりの接着面も細いし、難しい生地が多かったです。
でもちりめんは布に厚みがあり、接着面もしっかりあるので、花びらが取れにくいと思います。

それに、素人の私が一番助かったところは、花びらと花びらの隙間が空きづらいという点でした。

これ、薄い布だとへんに隙間が空いてしまって、とってもカッコ悪いんです。
なるべく隙間が空かないように花びらを無駄にふやしたりして、四苦八苦してました。
だから、初期の作品はどれも花びらの数が多めです(笑)。

でもちりめんは生地が厚いので、その隙間を埋めてくれ、見映えがぐんと上がりました。

ちなみにちりめん生地ですが、この時は100円ショップで購入しましたが、生地が厚くて粗いです。
小さな花は厚すぎてつまめないし、大きさのある花も、生地が粗くてなんかかわいくない。

おすすめは一越ちりめんです。粗くない生地で、小さな花びらもつまみやすいです。




後に裁縫用品店に行くようになって気づいた点でした。

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